ポンです。
永遠のライバルともいえる住信SBIネット銀行と楽天ネット銀行。
両社はネット銀行はもちろん、ネット証券でも、クレジットカードでも、デビットカードでも競合しているんですね。
今回は、ネット銀行の分野で住信SBIネット銀行と楽天ネット銀行を徹底比較してみたいと思います。
ただし、項目は限定しますよ。
私がネット銀行に大きくこだわるのは、
- 他行への振込手数料と回数
- ATMの引出し手数料と回数
の2つしかないからです。
では、順番に見ていきましょう。
住信SBIネット銀行と楽天ネット銀行の徹底比較
他行への振込手数料と回数
振込手数料は同行宛の場合はほとんどのネット銀行で手数料はかかりません。
ですが、他行への振込手数料が無料というのは、大変少ないです。
しかし、この住信SBIネット銀行と楽天ネット銀行は他行への振込手数料が無料になる方法が比較的簡単です。
その両者を比較してみましょう。
住信SBIネット銀行の他行への振込手数料無料の条件
住信SBIネット銀行の他行への振込手数料無料の条件と回数は「スマートプログラム」のランクに応じて、変わります。
ランクは下記をご覧ください。
ランク4は外貨預金残高が500万以上とハードルが高いので、除外します。
また、ランク1は「他行への振込手数料」が1回と魅力がないので、除外します。
現実的には、
- ランク2の「他行への振込手数料」が月3回 月末残高100万円以上
- ランク3の「他行への振込手数料」が月7回 月末残高300万円以上
では、ないでしょうか。
ただし、月末残高が100万円も用意できないという方は取引条件をうまく活用して、
- ランク2の「他行への振込手数料」が月3回 月末残高1,000円以上+外貨預金の月末残高あり+SBIハイブリッド預金の月末残高あり
- ランク3の「他行への振込手数料」が月7回 月末残高1,000円以上+外貨預金の月末残高あり+SBIハイブリッド預金の月末残高あり+給与、年金の入金あり
が、比較的簡単です。
赤字の「外貨預金の月末残高あり+SBIハイブリッド預金の月末残高あり」は金額の制限がないため、外貨預金が1ドルでもあればよいのです。
また、「SBIハイブリッド預金の月末残高あり」も金額の制限がないため、住信SBI証券を開設して、住信SBIネット銀行と連携させて、金額を少し、預ければ、簡単に要件を満たします。
そして、給与収入があるかたは、住信SBIネット銀行を振込口座に指定しておけば、簡単に他行への振込手数料7回の権利を得ることができます。
楽天ネット銀行の他行への振込手数料無料の条件
楽天ネット銀行の他行への振込手数料無料の条件と回数は「ハッピープログラム」のランクに応じて、変わります。
「ハッピープログラム」は残高と取引件数に応じて、変わりますが、取引件数は使わない取引ばかりなので、除外します。
となると、必要なのは、残高条件となります。
現実的には、
- VIP 「他行への振込手数料」が月3回 月末残高100万円以上
- プレミアム 「他行への振込手数料」が月2回 月末残高50万円以上
- アドバンスト「他行への振込手数料」が月1回 月末残高10万円以上
では、ないでしょうか。
残高条件が厳しいという方は、ハッピープログラムにエントリーしたうえで、給与・年金を楽天ネット銀行で受け取ることにより、月3回まで無料にすることができます。
住信SBIネット銀行と楽天ネット銀行も給与の振込口座に指定することで一気に「他行への振込手数料」の要件を低くすることができます。
住信SBIネット銀行と楽天ネット銀行の他行への振込手数料無料の比較結果
住信SBIネット銀行は
- 月末残高1,000円以上
- 外貨預金の月末残高あり
- SBIハイブリッド預金の月末残高あり
を満たすことで、ランク2の「他行への振込手数料」が月3回 という権利を得ることができます。
そのため、「他行への振込手数料」の回数では、住信SBIネット銀行を勝者とします。
ATMの引出し手数料と回数
ATMへの預入れ手数料はどのネット銀行でも手数料はかかりません。
ですが、ATMからの引出し手数料の無料回数は制限があります。
住信SBIネット銀行と楽天ネット銀行のATMからの引出し手数料の無料回数を比較してみましょう。
住信SBIネット銀行のATM引出し手数料の無料の条件
住信SBIネット銀行のATMからの引出し手数料の無料の条件と回数は同じく「スマートプログラム」のランクに応じて、変わります。
ランクは下記をご覧ください。
ランク4は外貨預金残高が500万以上とハードルが高いので、除外します。
また、ランク1は「ATMからの引出し手数料の無料」が1回と魅力がないので、除外します。
現実的には、
- ランク2の「ATMからの引出し手数料の無料」が月5回 月末残高100万円以上
- ランク3の「ATMからの引出し手数料の無料」が月7回 月末残高300万円以上
では、ないでしょうか。
ただし、月末残高が100万円も用意できないという方は取引条件をうまく活用して、
- ランク2の「ATMからの引出し手数料の無料」が月5回 月末残高1,000円以上+外貨預金の月末残高あり+SBIハイブリッド預金の月末残高あり
- ランク3の「ATMからの引出し手数料の無料」が月7回 月末残高1,000円以上+外貨預金の月末残高あり+SBIハイブリッド預金の月末残高あり+給与、年金の入金あり
が、比較的簡単です。
この条件は、楽天ネット銀行の他行への振込手数料無料の条件の条件と同じですね。
楽天ネット銀行のATM引出し手数料の無料の条件
楽天ネット銀行のATMからの引出し手数料の無料の条件と回数も「ハッピープログラム」のランクに応じて、変わります。
「ハッピープログラム」は残高と取引件数に応じて、変わりますが、取引件数は使わない取引ばかりなので、除外します。
となると、必要なのは、残高条件となります。
現実的には、
- VIP 「ATMからの引出し手数料の無料」が月3回 月末残高100万円以上
- プレミアム 「ATMからの引出し手数料の無料」が月2回 月末残高50万円以上
- アドバンスト「ATMからの引出し手数料の無料」が月1回 月末残高10万円以上
では、ないでしょうか。
後は、個人の月末残高の余力によってきますね。
なお、参考になりますが、三井住友銀行(SMBC)もコンビニATM手数料無料4回の要件は低いので、お薦めです。
住信SBIネット銀行と楽天ネット銀行の最善の組合せ方法
住信SBIネット銀行と楽天ネット銀行はどちらも魅力的ですが、両方の銀行を組合せて使用することで、さらに、
- 他行への振込手数料と回数
- ATMの引出し手数料と回数
を増やせます。
これは給与の受取があるかと振込の順番により4つに分けられます。
- 給与あり 住信SBIネット銀行(ランク3)⇒楽天ネット銀行(アドバンスト)への振込み
- 給与あり 楽天ネット銀行(アドバンスト+給与振込あり)⇒住信SBIネット銀行(ランク2)への振込み
- 給与なし 住信SBIネット銀行(ランク2)⇒楽天ネット銀行(アドバンスト)への振込み
- 給与なし 楽天ネット銀行(アドバンスト)⇒住信SBIネット銀行(ランク2)への振込み
1給与あり 住信SBIネット銀行(ランク3)⇒楽天ネット銀行(アドバンスト)への振込み
この場合は、
- 他行への振込手数料の無料回数 7回(SBI銀行7回-振込1回+楽天銀行1回)
- ATMの引出し手数料無料回数 8回(SBI銀行7回 +楽天銀行1回)
となります。
2給与あり 楽天ネット銀行(アドバンスト+給与振込あり)⇒住信SBIネット銀行(ランク2)への振込み
この場合は、
- 他行への振込手数料の無料回数 5回(楽天銀行3回-振込1回+SBI銀行3回)
- ATMの引出し手数料無料回数 6回(楽天銀行1回 +SBI銀行5回)
となります。
3給与なし 住信SBIネット銀行(ランク2)⇒楽天ネット銀行(アドバンスト)への振込み
この場合は、
- 他行への振込手数料の無料回数 3回(SBI銀行3回-振込1回+楽天銀行1回)
- ATMの引出し手数料無料回数 6回(SBI銀行5回- +楽天銀行1回)
となります。
4給与なし 楽天ネット銀行(アドバンスト)⇒住信SBIネット銀行(ランク2)への振込み
この場合は、
- 他行への振込手数料の無料回数 3回(楽天銀行1回-振込1回+SBI銀行3回)
- ATMの引出し手数料無料回数 6回(楽天銀行1回 +SBI銀行5回)
となります。
まとめ
やはり、給与があるかどうかにより、「他行への振込手数料の無料回数」の回数が大きく変わってきます。
「他行への振込手数料の無料回数」は給与があると、最大7回まで増やすことができます。
また、給与がなくとも、「他行への振込手数料の無料回数」は3回ですが、「ATMの引出し手数料無料回数」は6回までできます。
私の理想の住信SBIネット銀行と楽天ネット銀行の最善の組合せ方法
は、実は、上記にありません。
私の理想の組合せは、
給与あり 住信SBIネット銀行(ランク3)⇒楽天ネット銀行(VIP)への振込み
です。
この場合は、
- 他行への振込手数料の無料回数 9回(SBI銀行7回-振込1回+楽天銀行3回)
- ATMの引出し手数料無料回数 10回(SBI銀行7回 +楽天銀行3回)
となります。
将来、給与口座がなくても一定の他行への振込手数料無料を確保したいと思います。
なお、銀行口座の管理に便利なマネーツリーの記事もどうぞ。