ポンです。
個人型確定拠出年金の法律の改正が3か月後の2017年1月に迫っています。
この個人型確定拠出年金の法律改正によって、今まで、個人型確定拠出年金に加入できなかった者も加入できるようになるため、影響が大きいのです。
今回は、個人型確定拠出年金にかかる手数料を検討してみます。
2017年1月以降の個人型確定拠出年金
個人型確定拠出年金ののメリットとデメリットについては、前回の記事を参考にしてください。
今回は、個人確定拠出年金にかかる手数料の合計を計算してみます。
運用する金融機関は、最も手数料の安いSBI証券で計算してみます。
SBI証券の個人型確定拠出年金に加入した場合の手数料の区分
SBI証券の個人型確定拠出年金に加入すると、下記の手数料がかかります。
(初回時にかかる費用)
国民年金基金連合に支払う手数料:2,777円
SBI証券に支払う手数料:1,080円
(毎年支払う手数料)
国民年金基金連合会に支払う手数料:月103円×12か月=年1,236円
事務委託先金融機関へ支払い手数料:月64円×12か月=年768円
SBI証券に支払う手数料:324円×12か月=年3,888円(資産残高が50万円以上だと無料)
(給付時に支払う手数料)
1回の振込につき:432円
けっこう、いろいろな手数料がかかりますよね。
30歳からSBI証券の個人型確定拠出年金に加入した場合の手数料総額
(初回手数料)
国民年金基金連合に支払う手数料:2,777円
SBI証券に支払う手数料:1,080円
合計:3,857円
(1年目と2年目)
国民年金基金連合会に支払う手数料:月103円×12か月=年1,236円
事務委託先金融機関へ支払い手数料:月64円×12か月=年768円
SBI証券に支払う手数料:324円×12か月=年3,888円(資産残高が50万円以上だと無料)
合計:5,892円×2年間=11,784円
(3年目~30年目)
国民年金基金連合会に支払う手数料:月103円×12か月=年1,236円
事務委託先金融機関へ支払い手数料:月64円×12か月=年768円
SBI証券に支払う手数料:324円×12か月=年3,888円(資産残高が50万円以上だと無料)⇒資産残高50万円以上のため、かからないと仮定
合計:2,004円×28年間=56,112円
(30年目に1回で給付を受けた場合)
給付時の手数料:432円
というわけで、個人型確定拠出年金をSBI証券で運用すると、
3,857円+11,784円+56,112円+432円=72,185円
が総額で手数料として、かかることになります。
この手数料を超える節税効果があれば、個人型確定拠出年金に加入する価値があることになりますね。