ポンです。
老後に必要な貯蓄額って気になりませんか。
いったいいくら貯めれば、老後を余裕をもって、暮らすことができるのでしょうか。
老後に不安がなければ、貯蓄などしないで、稼いだ分はすべて使いますが、老後は不安になりますよね。
老後に必要な資金額は
老後に必要な資金額は計算方法により、かなり幅が生じます。
老後といっても、何歳からかという議論にもなりそうですが、ここでは、老後=職を失って、収入がなくなった年としたいと思います。
60歳の定年はもはや、考えられず、65歳が定年になるのか、はたまた、70歳が定年になるのかわかりませんが、今よりは、ずいぶん、年齢が上がります。
また、どのくらいの生活水準をするかにもよりますよね。
月額10万で暮らせるのか、月額20万で暮らせるのか、月額30万円で暮らす必要があるのか。
単純に計算するとなると、月額に定年から亡くなるまでの月数を乗じた金額は最低限必要になると考えたほうが良いでしょう。
アンケートによる年金支給時に必要な平均貯蓄額
金融広報中央委員会が毎年実施している「家計の金融行動に関する世論調査(平成27年)」で、老後の生活費や貯蓄に関して、アンケートによる全世代(20代~70歳以上)の平均額の回答が公表されています。
当該アンケートによりますと、
と記載があります。
かなりの金額ですよね。
ですが、この貯蓄残高というのは、残高ベースでの考え方ですよね。
これをフローベースで考えてみたいと思います。
フローベースで考えた場合の老後に必要な資金
皆さんは年間いくらくらいの生活資金があれば、生活できますか。
月に20万円であれば、年に240万円必要となりますね。
月に30万円であれば、年に360万円必要となります。
この240万円なり、360万円なりのキャッシュフローを生む、貯蓄額があれば、生活に困らないとは考えられないでしょうか。
例えば、将来240万円のキャッシュフローがあるとします。
現在、配当で30万円の配当があるとします。
この配当30万円を240万円にする方法を考えてみます。
投資額を8倍にすれば、キャッシュフローが240万円になります。
もちろん、投資額をすぐに8倍にすることは不可能です。
ですが、配当が10年後に2倍になる企業を探してみるというのはどうでしょうか。
現在の株式会社は給与よりも配当を増加する傾向になります。
また、実際に10年前より配当を2倍にしている会社も探してみると数多く、存在します。
うまく、配当が10年後に2倍になる企業を見つけて、投資することができれば、30万円の配当は10年後に60万円となっています。
同じように、20年で配当を4倍にする企業であれば、配当は30万円から一気に120万円になっています。
そして、毎年の配当30万円を20年間再投資して、うまく30万円程度のキャッシュフローを20年後に作ることができれば、240万円ー120万円ー30万円=90万円のキャッシュフローが必要となります。
この90万円のキャッシュフローをつくるには、給与所得かブログの収入を充てていきたいと思いますが、どちらもパッとしていないところです。
と、ここで述べたかったのは、老後に1,000万円の貯蓄があったとしても、5,000万円の貯蓄があっとしても、その貯蓄額がうみだす配当で生活することができるように準備しておかなければならないということです。
貯蓄額に手を付けると配当がなくなりますからね。
よく言う、貯めた水からこぼれた水のみで生活することを目指したいと思います。