ポンです。
株価が急落した銘柄を購入することにより、利益を出すことを考えるシリーズです。
今回取り上げるのは、「爆買い」バブルが崩壊したラオックス(8202)です。
まずは、簡単にラオックスの業績を振り返って、買いかどうかを検討してみたいと思います。
ラオックス(8202)の業績
ラオックスの業績はこちらの記事に詳しく書いてあるので、詳細は割愛します。
簡単に記載をすると、
2016年中間決算が
- 売上 350億円
- 営業利益 4億円
- 純利益 ▲4億円
と純利益ベースで赤字となっているとのことですね。
原因は、中国人観光客の購買単価の落ち込みですね。
高額な家電製品を複数台購入したりする中国人にインタビューするニュースを目にしたのをよく覚えています。
観光バスがそのまま、乗り込んできて、一気に家電製品を買っていく。
家電量販店の案内も中国語が増えましたからね。
しかし、爆買いの恩恵を一番うけたラオックス(8202)でしたが、爆買いの影響を一番うけたのもラオックス(8202)となりましたね。
ラオックス(8202)は8月12日に業績の下方修正の公表もしており、
修正前の予想
- 売上高 1,000億円
- 営業利益 70億円
修正後の予想
- 売上高 650億円
- 営業利益 12億円
と、大きく修正しています。
ラオックス(8202)の株式の購入判断
ラオックス(8202)の株価は一時5,000円台を超えていた時期がありましたが、いまや見る影もなく、700円台から800円台を動いております。
1株当たりの利益も2円にも満たないでありましょうから、PERは350倍ととてつもなく割高と計算されますね。
利益面からは、不安もありますが、自己資本比率は79%あるので、財務的には、短期的に倒れることはなさそうです。
営業CFがマイナスになっているのが、やや心配ですが。
個人的には、ラオックスは近所になく、あまり、ラオックスに行くこともなく、客の入りもよくわかりません。
チャートを見ると、5年に一回くらいの割合で大きく株価が跳ね上がることがあるのが面白いですね。
ラオックス(8202)の株を今回買うことはしませんが、ラオックス(8202)をみると、短期的な影響で高騰した株式は売却したほうがよい良い事例といえそうです。
ただ、その売却の時期というのは本当に難しく、答えが株価がさがるまで、わかりません。
この辺は、市場の感覚と、経験を磨くしかないんでしょうね。